古泉の手がへその窪みを辿り、下腹部の丸みを撫でてからする、とその下に入り込む。 反射的にびくりと体がわななき、俺は慌てて古泉の手を掴んだ。 「っ、や、やめっ」 すると古泉はその反応に、おや、と首をかしげた。 「嫌ですか?」 「ち、ちが…」いや、違くはないが今はそういう事じゃなくて! ぶる、と体を奮わせた俺に、古泉はどうやら勝手に納得したようで、ふ、と耳元で笑った。 息がかかってぞくぞくする。くそっ腹立つ 「好奇心旺盛なあなたの事だ、ご自分で触ったことぐらいあるでしょう?」 う、と言葉に詰まる。 そりゃあ俺だって健全ないち男子高校生ですから?この年頃の男が一番興味あることに当たり前に興味を持って生きてるわけだよ。 そんでもってまあこんな体になるなんてことはそうあることじゃなくて、なら何でも試してみたくなるのが人間ってもんだろう。 人類の進歩に大切なのは「興味」と「探究心」だぜ。誰が言ったかしらんが。 そんで、まあそれにしたがって俺もその……なんだ、してみようとはしたわけだその 「オナニーとか」 ずばり言うんじゃねえ!お前の爽やかフェイスからそんな単語が吐き出されるなんて、世の女性たちが聞いたら卒倒するぞ。サギだサギ! それにそんな大層なことじゃない。ちょっとこう、触ってみてどんな風になってるのかな〜とかその程度だったんだ。 けどな。 いざこう、するぞ、ってなったら… 「怖くてやめちゃったんですね」 くすくすと笑う古泉に、かあああああ、と首筋が熱くなる。 悪いか!!いやお前、笑ってるけどな!?本当に怖かったんだぞ!? なんていうかこう…どこをどうすれば……みたいなのは漠然とはわかってるんだよ。それぐらいはまあ男子の嗜み程度にはな。けどいざそれを実行しようとしたら……というか実行したら。 なんて言っていいのかはわからないが、ちょっと触っただけで何とも形容しがたいぐらいの感覚があって、それ以上先が怖くなった俺は慌てて手ぇ引っこ抜いて、布団かぶって寝た。 正直、冷静になって思い返すとなんとも微妙な行動だったと言わざるをえない。いかに知的好奇心を満足させるためとはいえ。 「まあ、女性の感じる快感は男性の10倍とも言いますから」 「っひ」 言いながら、いつの間にか古泉の指先がずる、と割れ目の間に押し込むようにして入ってきていた。 ぞくん、と背筋に覚えのある痺れが走る。さっきから腰元にたまり、燻っていた熱がぞわっと一気に勢いを増す。 「や、嫌だ、古泉っ」 さっきからお前は何を聞いてたんだ!?お前のその耳は飾りか!俺がどんだけの思いであんなクソ恥ずかしい話をしたのかお前ちょっととっくり考え……っ!! 「ひぃっ、あっ」 一番敏感な部分を、表面をなぞるようにして古泉の指がつつく。 ぶわあっ、と悪寒にも似た感覚が体に走って、同時に底の見えない恐怖に首筋が震えた。 「やぁ、あ!ひっ、や、こいず、んぅっ、うくっ」 押しつぶしたりこね回したり、古泉の指先は容赦なくそこを弄くり倒してくる。 ぶるぶる震える俺に構わず、古泉はあろうことか更に奥に手を伸ばしてきやがった。 「んっぅ!」 ぬちゅっ、という粘液質な音があらぬところから聴こえてくる。 「ああ……よかった、ちゃんと濡れてますね」 もうお前死ね、いっぺんと言わず何度でも死んで来い!!!